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出会い系と結婚相談所の違い

 ネット婚活を行なう人の中には、もちろん有料の結婚相談所ではなくインターネットを使って、気軽にネット型の結婚相談所を利用できるようになりました。ですが考えてみれば、インターネット型の結婚相談所の仕組みは、出会い系サイトと似ているという印象を受けます。見知らぬ男女が、自分の理想・希望に近い人を検索して、その人にアプローチをする、この手順だけをみれば、ネット型の結婚相談サービスと出会い系サイトには大きな違いはありません。
 それでは結婚相談所と出会い系サイト、その違いは何でしょう。まずひとつ、重要なのは、結婚相談所は必ず利用者の身分証明を行っているという点です。自分の年齢や職業、年収、そして未婚だなどと偽って利用する顧客がいれば、重要な信用問題です。きちんとした身分証明を行なわなければ、自分で自分の首を絞めているようなものなのです。そして一方出会い系サイトは、会員が他の会員とやり取りすることで貰えるお金や、広告費用で運営されています。どんどん利用して貰わなければお金になりません。ですから利用者が年齢や職業を偽っていたとしても、関係はないのです。そして出会い系サイトとしての信用がなくなればそのサイトは閉鎖して、また新しい出会い系サイトを立ち上げればすむのです。つまり、利用者を信頼できるかどうかという点が、結婚相談所と出会い系サイトの最も大きな違いになります。
 また、出会い系サイトには、サクラの問題などもあって、そもそも出会い系サイトを信用せずに利用している人もいます。課金制のサイトであれば、あまりにも上手い話が来れば逆にサクラかと警戒されてしまいます。そんな信用できないと、利用する側もどこかで不信感を持っている場所を利用する人、結婚したくて出会い系サイトを使っていると思えますか? そもそも出会い系サイトを利用する人に中に、結婚願望がある人はあまりいません。それに比べて、結婚相談所を利用する人というのは、その結婚願望の大きさに差はあれど、利用者はみんな結婚したいと思っている人なのです。

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