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自力では結婚できない現代

 今は、自力で結婚できない人がどんどん増えてきています。この理由を考えてみましょう。昔は20代出結婚するというのは当たり前で、特に女性は10代で結婚することも珍しくはありませんでした。ですが今はどんどん初婚年齢が上がってきています。そうなると、昔はそろそろ結婚しないと…と思われていた年齢が独身であっても全く珍しくはなくなったのです。また、暗黙のうちに昔は結婚するのが当たり前、既婚しない人間は一人前ですらないと思われていました。ですから周囲の人たちが、本人が望む、望まないに関わらず、人の結婚に興味を持っていたのです。そうなると自然、結婚していない男女がいれば、あの人はどうか、あの辺りにこんな人がいるのだけれど…そんな話がどんどん舞い込んできたものだったのです。もちろんそんな話を何度もされていれば、結婚を焦るようになるのも無理はありません。当時の人達は自分でも知らず知らずのうちに、結婚しなければと焦らされていたのです。
 時代が下るとともに、日本ではどんどん結婚率が低下しています。一昔前であれば、30代、40代にもなれば結婚をして子供がいて当たり前というような時代がありました。ですが今は30代や40代での初婚もまったく珍しくはありませんし、あわせて生涯未婚で過ごす男女も珍しくはない話になってきました。結婚したい、家庭を持ちたいと考えているのに、結婚、もしくは結婚につながる出会いに縁がない人は男女問わずに存在します。そして、無理に結婚したいとまでは思わない、つまりは良い縁に恵まれなければ特に結婚しなくてもかまわない人、まったく結婚する意志のない人もいます。結婚できない時代になった理由をまとめて見ましょう。
・昔ほど、周囲の人が人の結婚話に口を突っ込まなくなった
・結婚を焦る人が少なくなった
・結婚を焦る年齢が上がったため、途中で結婚を諦める人が出てきた
・そもそも結婚願望そのものが全体的に薄れてきている
 こんなところではないでしょうか。ですが、どんなに理由があったとしても、結婚したいと考える人はいなくなりません。次からは結婚したいと考えているけれど、結婚できない理由を抱えている人たちを見ていきましょう。

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